Galerie LIBRAIRIE6/シス書店では第110回企画として、
篠原 勝之「空っぽ」展を2023年10月7日(土)〜 10月29日(日) まで開催いたします。
ゲージツ家のKUMAさんこと篠原勝之の長く続いた鉄の時代が終わり、土の時代に移り徒然に捏ねて焼かれた「空っぽ」約50点を展示いたします。
Open : 水曜日-土曜日 12:00 ‐ 19:00 日曜日/祝日 12:00 – 18:00
Close : 月曜日 ・ 火曜日(月火が祝日の場合も店休)
※ 展覧会最終日は16:00に閉廊いたします。
※10月8日(日)は、イヴェント開催のため16:00に閉廊いたします。
Address : 東京都渋谷区恵比寿南1-12-2 南ビル3F
Tel : 03 6452 3345
Contact : info@librairie6.com
【作家在廊日】
◉7日( 土 )、21日 ( 土 )、28日 ( 土 )
(変更の可能性もございます事、ご了承ください)
[鼎談トークイヴェント開催のお知らせ] (※ 満席となりました)
◉篠原勝之 ( 空っぽ法師 ) + 桑原茂夫 ( 月あかり主宰 ) + 佐野史郎 ( 俳優 )
日時:10月8日(日)16:30〜
定員:30名
料金 : ¥1,500-
『空っぽ』
鉄の作業場を処分して作業場の庭の蓮池も埋め戻し、素手でひと掬いした最後の粘土質の土くれを捏ねた。
何かを作ろうというでもなく、ただ土の感触を弄んでいた。ヒトの掌や腕の構造が内側へ向っているからなのか、土くれは徐々に球体に近づいていく。縄文人も水を掬い飲む時は、両掌を合わせ盌型にしたのだろうか。土くれ球を眺めながら骨組みに潜むジカンの隔たりを想い、ド真ん中に突き立てた両の親指を引き抜くと、オレの指が空っぽのカタチになった。他の指で押し広げながら起ち上げていると赤ん坊のアタマほどの空っぽの盌が出来あがった。
オレの土器ジダイの始まりだった。
篠原勝之
篠原勝之 – Katsuyuki Shinohara –
1942年 札幌に生まれ、鉄の街・室蘭に育つ。高校卒業前に家出、上京。武蔵野美術大学中退後、グラフィックデザイナーとして広告制作会社に数年勤務。退職後サラリーマンと決別するためスキンヘッドに。日雇いのアルバイトをしながら挿絵画家、絵本作家として棲息。1973年~1979年〈状況劇場〉のポスター・舞台美術を担当。1981年、エッセイ「人生はデーヤモンド」で注目を集める。1985年 都心のビル解体現場で瓦礫から剥きだしになった鉄の姿に衝撃を受け、「鉄のゲージツ家」を宣言、スクラップ鉄を素材に作品を精力的に制作。1995年 山梨県北杜市にキューポラ炉を備えた作業場を構える。 光・風・土・水といった自然のエネルギーに呼応するダイナミックな造形は国内外で制作、展示、常設される。
撮影 / Yoshiyuki Mori
【ご来廊の皆さまへ】
○換気のため事務所の窓を開けさせて頂いております。
○入口にアルコール消毒液を設置しておりますのでご利用くださいませ。
○状況に応じて開廊時間を変更する場合はHP・SNSにてお知らせいたします。ご理解とご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
LIBRAIRIE6 /シス書店
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TEL/FAX : 03 6452 3345
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OPEN : 水曜日-土曜日 12:00‐19:00 日曜日/ 祝日 12:00- 18:00
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※展覧会最終日は16:00に閉廊いたします。
©Katsuyuki Shinohara
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