第128回企画 クリヨウジ「頭の中のくるみ」展+作品上映会

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久里洋二(クリヨウジ)「頭の中のくるみ」展を2月7日 (土) 〜 2月22日 (日) まで開催いたします。アニメーション作家として広く知られるクリヨウジ。漫画家、実験映像作家、シュルレアリスムの画家としての活動も幅広く、2024年に96歳で亡くなるまで、その旺盛な創造力から数多くの作品が生み出された。本展では展示のほか50年の時を経てデジタル化したドキュメンタリー「芸術と生活と意見」に加えて初期のアニメーション作品の上映など一堂に紹介する。

展覧会は各日16:30まで、上映会は事前予約制にて17:00より開催いたします。

Open│水・木・金・土・日12:00–18:00 (展覧会│12:00〜16:30 / 上映会│17:00〜)
Close│月 ・火
Address│東京都渋谷区恵比寿南1-12-2 南ビル3F
Tel│03-6452-3345
Contact│info@librairie6.com


【上映スケジュール】上映会のご予約はこちら(1月25日(日)より受付開始)

1|芸術と生活と意見「合田佐和子」+「久里洋二アニメーション」(合計時間約44分)
  2月7日[土]、2月13日[金]、2月19日[木]  

2|芸術と生活と意見「関根伸夫」+「久里洋二アニメーション」(合計時間約44分)
  2月8日[日]、2月14日[土]、2月20日[金]

3|芸術と生活と意見「荒川修作」+「久里洋二アニメーション」(合計時間約38分)
  2月11日[水]、2月15日[日]、2月21日[土] 

4|芸術と生活と意見「篠原有司男」+「久里洋二アニメーション」(合計時間約40分)
  2月12日[木]、2月18日[水]、2月22日[日]


「久里洋二アニメーション」プログラム

①頭の中のくるみ Part1 (A Walnut in the head part1) 2007年|8分|カラー
アニメーション:久里洋二/音楽:BEETHOVEN
SYMPHONIES (Symphony No.8 in F, Op.93)
制作:久里実験漫画工房

②頭の中のくるみ Part2 (A Walnut in the head part2) 2007年|3分53秒|カラー
アニメーション:久里洋二/音楽:BEETHOVEN
SYMPHONIES (Symphony No.8 in F, Op.93)
制作:久里実験漫画工房

③人間動物園 1961 |2分11秒|カラー
音楽:武満徹/詩:谷川俊太郎/声:水島弘、岸田今日子
アニメーター:久里洋二/制作:久里実験漫画工房

④GRAMOPHONE 2008年|1分15秒|カラー
アニメーション:久里洋二/制作:久里実験漫画工房

⑤11PM 久里洋二のミニミニアニメーション3本立て 1970年代|各1–3分|カラー
アニメーション:久里洋二/制作:久里実験漫画工房

各回17:00 より上映開始 (展覧会は16:30までとなります)
料金各回¥1,000- (定員20名)

▪️各回オンラインよりお申し込みください。ご予約はこちら(1月25日(日)より受付開始)
▪️当日ご希望の場合は直接ギャラリーまでお電話にて空席をご確認ください。
▪️床席を予定しておりますので、必要な方は座布団などご準備ください。


「芸術と生活と意見」は、芸術家がどのように作り、暮らしていたかを追ったドキュメンタリー作品。
シリーズとして合田佐和子の他に関根伸夫、荒川修作、篠原有司男、横尾忠則が制作されており、1973年に久里実験漫画工房主催の上映会「アニメーション映画とドキュメンタリー映画大会」で発表された。久里洋二が単独でカメラを片手に、国内やニューヨークなどの現地で活動するアーティストの実像に迫った貴重な記録である。これらは、60~70年代の芸術家たちの交流の中で描かれた、知られざる映像として現代に蘇った。
※合田佐和子の回には馬の頭部の解体シーンが含まれています。そのため15歳以下の方のおひとりでのご鑑賞はご遠慮ください。


久里洋二 – Yoji Kuri –

1928年福井県鯖江市に生まれる。1950年漫画家になるため上京。横山泰三に師事。共同通信社の画信部に嘱託として勤め時代風刺の一コマ漫画を描く。文化学院美術科、アテネフランセで学ぶ。1958年久里実験漫画工房設立。自費出版した『久里洋二漫画集』で第4回文芸春秋漫画賞受賞。1960年アニメーションの制作に乗り出す。真鍋博、柳原良平と共に「アニメーション三人の会」を結成し、草月アートセンターでアニメーション上映会を開催。同地にて様々な芸術家と交流し実験的なアニメーションを制作。『人間動物園』が世界中の映画祭で11冠受賞。日本人で初めて世界的認知を得たアニメーション作家となり、各国で上映会開催と審査員を務めた。また、手塚治虫、和田誠、横尾忠則、宇野亜喜良、朝倉摂等にアニメーション制作を推進。日本のアニメーション黎明期の立役者として礎を築いた。TVの代表作に「みんなのうた」、「ひょっこりひょうたん島」OP映像、「11PM」毎週月曜日出演とアニメ作品放映、「24時間テレビ」ロゴマークなどがある。1970年大阪万国博覧会に3つのパビリオンで作品を発表。80年代頃から本格的に画業に専念。今までにニューヨーク近代美術館、パリ市立近代美術館、山梨県立美術館、池田20世紀美術館、ベルギー・ゲント市、ドイツ・シュトゥットガルト市ほかで個展が開催されている。スイスの美術雑誌「グラフィス」の表紙デザインを日本人で初めて担当。「かまぼこ板絵国際コンクール小さな美術展」の実行委員長に就任。「リサイクルアート展」を渋谷PARCO、渋谷西武デパートで開催。「福井県鯖江市まなべの館」の名誉館長に就任。同館に「久里洋二の部屋」設立。1982年紺綬褒章、1992年紫綬褒章、1996年紺綬褒章(2度目)、2011年旭日小綬章を受賞。2016年88歳で描きおろした500ページの漫画集『クレージーマンガ』が日本漫画家協会賞・大賞を受賞。2018年「広島アニメーションフェスティバル」の国際名誉会長に就任。音楽とアニメーションの実験的イベント「チャネリング・ウィズ・ミスター・クリヨウジ」開催。福井県金津創作の森美術館で大規模展覧会「クリヨウジの大冒険」開催。2019年六本木21_21DESIGN SIGHTの企画展「ユーモア展」に参加、同時に個展「クレージーハウス」開催。2022年より鯖江市まなべの館と久里実験漫画工房の共同プロジェクト「クリヨウジ作品アーカイブプロジェクト」を開始。2024年11月96歳で逝去。同年まで毎年個展を開催し、生涯現役で絵を描き続けた。

協力|久里実験漫画工房 ©YOJI KURI KURIKOBO

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