第14回企画- 巖谷國士/桑原弘明「窓からの眺め」展

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Galerie LIBRAIRIE6/シス書店では第14回目の企画として、
巖谷國士による旅の写真と桑原弘明による新作スコープ・オブジェによる二人展「窓からの眺め」
を10月6日(土曜日)~ 10月28日(日曜日)まで開催致しました。

【トークイヴェント】
日時:10月7日(日)18時半より
話者:巖谷國士・桑原弘明
定員:20名
料金:¥2.000-(1ドリンク付)

モン・アナログ事務局主催による講演】
日時:10月21日 (日)14:00〜16:00
話者:巖谷國士
講演テーマ:《窓からの眺め-写真・旅・超現実》
場所:港区高輪区民センター(メトロ白金高輪駅前)
定員:50名ほど
料金:¥1.500-

巖谷國士 – Kunio Iwaya –
1943年東京都生まれ。
東京大学仏文科卒、同大学院修了。
学生時代に瀧口修造や澁澤龍彦と出会い、シュルレアリスムの研究と実践を開始しました。
フランス文学者で批評家・エッセイスト・旅行家・明治学院大学名誉教授ですが、その活動領域は幅広く、写真、メルヘン創作、講演、展覧会監修にもおよんでいます。
写真では多くの書物や雑誌に作品を発表してきたほか、2000年の「イタリア 庭園の旅」展(渋谷アートスペース美蕾樹)以来4度の個展をひらいていますが、2003年の「パティオの快楽」展は桑原弘明との最初のコラボレーションでした(後述)。
主著に『シュルレアリスムとは何か』『フランスの不思議な町』(筑摩書房)『幻視者たち』『澁澤龍彦考』(河出書房新社)『封印された星』『森と芸術』(平凡社)など、主訳著にブルトン『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』『ナジャ』(岩波文庫)エルンスト『百頭女』ドーマル『類推の山』(河出文庫)などがあり、『ギリシア歴史・神話紀行』『イタリア 庭園の旅』ほか、多くの紀行書の写真をすべて自身で撮影しています。

桑原弘明 – Hiroaki Kuwabara –
1957年茨城県生まれ。
多摩美術大学油画科卒。1980年代から極小のオブジェ作品をつくりはじめ、やがてスコープのアートを創始しました。1995年に巖谷國士と出会い、渋谷のアートスペース美蕾樹の個展でスコープを初展示して以来、多くの個展・グループ展に出品しています。
2003年には巖谷國士の写真作品とのコラボレーション「パティオの快楽」展によって、前者の写真作品の情景をもとにスコープ内部のオブジェを構成するという試みをはじめました。
スコープはのぞきこむと内部に小さな部屋や庭が現前し、窓や扉から遠い美しい風景が見える驚異のアートで、1個をつくるのに2カ月を要するため、毎年末に京橋ギャラリー椿または銀座スパンアートギャラリーでひらかれるスコープ個展以外に見られる機会は少ないのですが、今回とくに展示されるのは新作で、巖谷國士の写真(これも展示)から道具立てを借りています。
2005年の書物『スコープ少年の不思議な旅』(パロル舎)は、スコープの内部の写真に巖谷國士が創作メルヘンを添えたもの。また2009年に出たスコープ・オブジェ写真集『SCOPE』(平凡社)は、巖谷國士による桑原弘明の最初の評伝と年譜をふくんでいます。


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