第36回企画- ユライ・ヘルツ監督映画「火葬人」+カレル・イェシャートコ写真展

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Galerie LIBRAIRIE6/シス書店では第36回企画として、
ユライ・ヘルツ監督映画「火葬人」+カレル・イェシャートコ写真展を8月12日(水)~8月29日(土)まで開催致しました。

映画上映
上映時間 : 毎日17時より
定員:20名
料金:¥1.000-
※写真展は映画上映時間外にご覧頂けます。
※期間中は14時より開廊致します。

【アフタートークイヴェント】
日時:8月22日(土)上映終了後より
話者:阿部賢一氏(原作翻訳者)+ペトル・ホリー氏(チェコ蔵主宰)+ゲスト
テーマ:「『火葬人』とチェコのグロテスク」
※参加条件はイベント当日に映画をご覧頂いた方に限ります(別料金は掛かりません)


監督:ユライ・ヘルツ – Juraj Herz
1934年スロヴァキアのケジュマルク生まれ。
ユダヤ系の出自を有するチェコの映画監督。
プラハの映画学校(DAMU)で学ぶ(同期にはヤン・シュヴァンクマイエル)。
チェコ・ノーヴェル・ヴァーグの監督と称されるが、ホラー作品を多数手がけたことで知られる。
代表作に「モルギアナ」(1972)、「ナインス・ハート」(1978)、「高速ヴァンパイア」(1982/以上3作は日本版DVDあり)は、チェコ映画初のホラーと称されている。
1987年、西ドイツに亡命し、現地でTV番組の製作を手掛けるも、ビロード革命後に帰国。
2009年には、生涯にわたる映画界への貢献を称えてチェコ獅子賞を受賞。
近年も、二次大戦後のドイツ人追放を題材にした「ハーバーマンの水車」(2010)を監督するなど精力的な活動を続けている。

原作:ラジスラフ・フクス – Ladislav Fuks
1923年プラハ生まれ。チェコの作家。
国立美術館に勤務したのち、1964年、小説『テオドル・ムントストック氏』でデビュー。
以後、次々と作品を発表し、小説『火葬人』および同作品の映画化でその地位をゆるぎないものとした。
多くの作家と異なり、政治的姿勢を明確にしなかったため、1968年のチェコスロヴァキア事件以降も国内で作品を多数発表。
第二次大戦、ホロコーストを題材にした作品が多いほか、人間の暗部を抉り出すグロテスクな作風が特徴。1994年没。

阿部賢一 – Kenichi Abe –
1972年、東京生まれ。
プラハ・カレル大学、パリ第4大学に留学後、東京外国語大学大学院修了(専攻は中欧文化論、比較文学)。
現在、立教大学文学部で教鞭を執りながら、チェコ小説の翻訳をはじめとしてチェコ文化の紹介を精力的に行っている。
著書に『バッカナリア 酒と文学の饗宴』(共編著、成文社)、『複数形のプラハ』(人文書院)など。
訳書にフラバル『わたしは英国王に給仕した』(河出書房新社)、『剃髪式』(松籟社)、アイヴァス『もうひとつの街』(河出書房新社)、フクス『火葬人』(松籟社)など多数。
2013年前半は訳書を毎月のように刊行し、その壮絶な仕事ぶりで各社担当編集者を大いに感嘆させた。

ペトル・ホリー – HOLY Petr - 
1972年、プラハ郊外のドブジューシュ市生まれ。
1990年プラハ・カレル大学哲学部日本学科に入学し、語学短期留学で初来日。
1993年〜94年早稲田大学、1998年〜00年東京学芸大学大学院、その後、早稲田大学大学院文学研究科にて歌舞伎を研究し、2004年〜06年同大学院第一文学部助手、2006年同大学院博士課程を単位取得退学。
2006年に、チェコ大使館内チェコセンター東京を新たに開設、同時に所長に就任。
ヤン・シュヴァンクマイエル監督の映画字幕作成や書籍翻訳、関連書籍の執筆をはじめ、チェコ文化を広く日本に紹介。
2013年にチェコセンター初代所長を満期退任。
現在、未だ知られざるチェコ文化・芸術の紹介と普及を目的にした「チェコ蔵」を主宰、チェコ文化関連のイヴェントや講師・講演会などを数多くこなし、公的な通訳・翻訳業にも携わる。
埼玉大学兼任講師(歌舞伎、チェコアニメーション史)。
チェコ蔵 http://chekogura.com


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