Galerie LIBRAIRIE6/シス書店では第25回企画として、
「ローレンス・ジョーダンとコラージュ」展を2月7日(金)~3月23日(日)まで開催致しました。
今企画展は、ローレンス・ジョーダンによるコマ撮りアニメーションの上映とコラージュの展示に加え、チェコの作家ヤン・シュヴァンクマイエル、ヴァーツラフ・シュヴァンクマイエル、赤木仁、宇野亜喜良、勝本みつる、北川健次、合田佐和子、合田ノブヨ、ナディーヌ・リボ、野中ユリ、羽田野麻吏、M!DOR!、山下陽子によるコラージュ作品の展示です。
【トークイヴェント】
日時:2月9日(日)18時半より
話者:巖谷國士氏
タイトル:「コラージュとは何か」
定員:20名
料金:¥2.000-(1ドリンク付)
ローレンス・ジョーダン – Lawrence Jordan –
1934年、コロラド州デンバー生まれ。
アメリカの前衛的シネマ界で異端児として知られるローレンスジョーダンは、1950年代後半から1960年代前半サンフランシスコでのアートシーンにおいて、重要な役割を果たした。
彼は、ヴィクトリア時代の版画から切り取ったコラージュで作られた空想的なアニメーションフィルムを含む50作品以上の実験映画を製作した。
1958年には、「ザ・ムービー」というサンフランシスコで初の16mmフィルムの実験映画劇場を設立した。
1950年代後半に、マックス・エルンストのコラージュ小説に出会う。これに触発され、ジョーダンは版画の切り取りでコラージュを作り始め、その後すぐにコラージュのアニメーションを試作的に作り始める事となった。
1959年にジョーダンは、アイゼンシュタインの「イヴァン雷帝」から切り抜いたスチールを集めた本を手作りし、ジョセフ・コーネルへ送付し、その後コーネルとの文通が始まる。
その後数年に渡り、コーネルはジョーダンに写真や映画を手紙にて提供することを依頼した。
1965年にコーネルはジョーダンに彼のアシスタントになる為に東海岸(NY)へ移住するように依頼をする。
ジョーダンは、一カ月間コーネルの家に住み、箱のアッサンブラージュやコーネルの映像作品「レジェンド・オブ・ファウンテン」の編集や新しい映像撮影や作業をしているコーネルを収録したフィルムも製作した。
1960年代、ジョーダンは、版画を使用した「Due Concertants」や「Gymnopedies」などの短編アニメーション作品で有名になり始める。ジョーダンは約5年の歳月を、86分のアニメーション「Sophie’s Place」の製作に費やした。その他「The Visible Compendium」も大作である。
1978から住んでいるカリフォルニア州ペタルマにあるスタジオで映像とボックスコラージュを作り続けている。
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