1943年、東京都生まれ。
東京大学仏文科卒、同大学院修了。
学生時代に瀧口修造や澁澤龍彦と出会い、シュルレアリスムの研究と実践を開始。
フランス文学者で批評家・エッセイスト・旅行家・明治学院大学名誉教授であり、その活動領域は幅広く、写真、メルヘン創作、講演、展覧会監修にもおよぶ。
写真では多くの書物や雑誌に作品を発表してきたほか、2000年の「イタリア 庭園の旅」展(渋谷アートスペース美蕾樹)以来4度の個展を開いている。
2003年の「パティオの快楽」展は桑原弘明との最初のコラボレーションである。
主著に『シュルレアリスムとは何か』『フランスの不思議な町』(筑摩書房)『幻視者たち』『澁澤龍彦考』(河出書房新社)『封印された星』『森と芸術』(平凡社)など、主訳著にブルトン『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』『ナジャ』(岩波文庫)エルンスト『百頭女』ドーマル『類推の山』(河出文庫)などがあり、『ギリシア歴史・神話紀行』『イタリア 庭園の旅』ほか、多くの紀行書の写真をすべて自身で撮影している。